使わなくなった業務用の「シザー」

使わなくなった業務用の「シザー」

美容師にとって、長く愛用してきたシザーは相棒といっても過言ではありません。毎日メンテナンスをしたり、研ぎに出して専門店にメンテナンスをお願いすることで、長く使い続けることができます。しかし、手放すときが来ることもあります。その時、どうすべきかをご紹介します。

使わなくなったシザーの処分方法

シザーが手に馴染まない、使い続けていたら切れ味が悪くなってしまった。シザーをどうしても手放さなければならないとき、方法はいくつかあります。

■供養に出す

大切な相棒のシザー、ごみとして捨てるのは抵抗がある、という方もいますよね。使わなくなったシザーの供養を行ってくれるお寺や神社があります。日本には、毎日何かしらの「○○の日」という記念日があります。その中には「ハサミの日」があります。日付は8/3です。この日に合わせて、お寺や神社ではシザーの供養を行ってくれます。うれしいことも辛いことも一緒に乗り越えてきたシザーに感謝の気持ちを込めて、供養に出すのも良いかもしれません。供養とともに、さらなる技術の向上を祈願することもできます。

個人での出し方がわからないという時は、シザーを扱う専門店などで回収を行い、供養に出してくれるサービスがあるお店もあります。捨てるのに抵抗がある方は、ぜひ供養を行ってください。

■買い取り業者に預ける

使わなくなってしまったシザーの買取を行ってくれるサービスがあります。買い取ってもらうことによって、次の新しいシザーを購入するための資金にもでき便利です。個人ではなく、買取を専門に行っている会社なので、安心して買取を行ってもらえます。

例えばシザー買取ウイングという買取サイトがあります。このサイトは買取専門の業者が運営しているので、安心です。買い取られたシザーはレストア(研ぎ直し)を行い、生まれ変わります。専門業者が一度解体し、クリーニングやメンテナンスを行います。そして、次の持ち主のもとへ、独自の販売ルートから提供されます。

長年愛用したシザー、適正な価格をつけてもらい、手放したあとも大切に扱ってほしいものですよね

長く使うためには、日々のメンテナンスが大切

長く使うためには、日々のメンテナンスが大切

シザーは大切な相棒ですから、長く大切に使いたいですよね。シザーの寿命を延ばすには、毎日のメンテナンスが大切です。

まずは、布や筆でシザー全体を掃除します。特に紙を留めるために使う薬剤などが残っていると、傷みの原因になります。また、毛が詰まってしまうとスムーズに動かなくなり、機能しなくなってしまうので念入りに掃除しましょう。

次に、セーム皮を使って、シザーにできた返り刃を除去します。返り刃は放置してしまうと取りにくくなり、切れ味が悪くなる原因です。毎日のメンテナンスで取り除きましょう。刃をふき取るので注意して行います。

最後に、シザー専用のオイルを刃やネジ、接点にまんべんなく塗っていきます。シザーの開閉をして、違和感がないようにネジの調節をすれば完了です。

このように、シザーは手入れをすることで長く使えます。しかし、大切に使っていても、使えなくなったり、壊れてしまったりすることがあります。そういう時は、供養や、次の人に使ってもらえるように、買取に出して直してもらいましょう。相棒のハサミを、ぜひ大切にしてあげてください。

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